木漏れ日の目覚め
「そうですよ祐一さん。」
「本当、相沢君って酷いわね。」
「そうだぞ!こんな可愛い娘にそんなこというなんて酷すぎるぞ相沢!」
祐一の言葉に、あゆ、名雪、栞、香里、北川が順にいう。
「冗談に決まってるだろ。さあ、勉強会を始めようか。」
そういって歩き出す祐一にあゆが話し掛けた。
「祐一君、今日こそは僕に教えてよね。」
「ダメです。祐一さんは私の先生なんですから。」
その言葉に栞が文句を言い、名雪と香里がそれに続く。
「そうだよ、邪魔しちゃ可哀相だよ。」
「相沢君なんかより私たちがちゃんと教えたげるわ。」
「うぐぅ…わかったよ。」
あゆは渋々納得すると名雪たちとの話しに花を咲かせ始めた。
一方祐一と栞は今日のことについて話している。
春、栞は受験の為、あゆは大検を受ける為共に勉強をはじめ、祐一、名雪、香里、北川の4
人は公民館で2人に勉強を教える役目を買って出た。
公民館へ向う6人を夏の木漏れ日が照らしていた。
...The end
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